ノルトライン=ヴェストファーレン州経済・エネルギー・産業・中小企業・手工業省対外経済部長ヘルベルト・ヤコビ氏、在デュッセルドルフ日本国総領事水内龍太氏、デュッセルドルフ市長トーマス・ガイゼル氏、在デュッセルドルフ日本商工会議所会頭黒岩誠一氏による挨拶をもって、300名の参加者を前に開会されました。NRW.INVEST GmbH理事長のペトラ・ワスナー氏は司会者と講演者などに挨拶をされました。
基調講演はHigh-Tech Gründerfonds Management GmbH CEOのミヒャエル・ブラントカンプ氏によって「日本企業とドイツの革新的なスタートアップ企業との連携:成功の要素」をテーマに行われました。
続いてDigital Innovation Hub Düsseldorf/Rheinland CEOクレーメンス・ガイダ氏と01Booster Inc., Tokyoの共同代表合田ジョージ氏を加えてのパネルディスカッションでテーマを更に深く取り上げました。司会はWHU Otto Beisheim School of Management のホルガー・エルンスト教授が務めました。
次の6つのケーススタディーによって現状が紹介されました:Denso International Europe/Denso Automotive Deutschland GmbH理事・欧州技術担当・アーヘン研究所所長の矢野健三氏は「プロジェクト"Hy-Nets" へのデンソーの参画:ハイブリット車両分野の新たな共同開発アプローチ」を紹介しました。続いてフランク・へーファー氏はCBC (Europe) GmbH のCOOとして「日本とドイツの連携:ドイツのイノベーションへの投資を通じた日本のファミリー企業のグローバル市場にむけての変貌」についてお話しされました。Wacom Europe GmbHのプラットフォームズ&アプリケーションズ・ユニット・シニア副理事のファイク・カラオグル氏は「コネクティッド・インク・エコシステムについて」説明されました。マクシミリアンP.ワーグナー氏はSMS digital GmbH のCEOとして「鉄鋼業界におけるデジタル化ーオールドエコノミー環境下の機敏なメソッド」をテーマに述べました。ESCRYPT GmbH/RENESAS Electronics GmbH のシニアマネージャーのトーマス・シュテルン氏は「安全ととともにーネットワークにつながった将来の自動運転車」を紹介しました。最後にHitachi High-Technologies Europe GmbH のマネージング・ダイレクターのハインツ・ドメル氏が「IoT環境ー国際環境におけるデジタル化の可能性と事例」について話されました。
ケーススタディー6名を招いてのパネルディスカッションでは本課題についての活発な意見交換の他、将来の多種多彩な日独協力の可能性を探りました。
「デュッセルドルフ/NRW日本デー」の一環として定着している日本経済シンポジウムは、高い日系企業集積数を誇るノルトライン・ヴェストファーレン州および州都デュッセルドルフ市で2002年から開催される、ハイレベルの日独経済交流プラットフォーム事業です。本シンポジウムは日独経済産業界の関係者を対象としています。
フライヤー2017